田野岡大和君(7)が行方不明になったのは北海道七飯町の山林でした。そこから直線距離で約4キロ離れた陸上自衛隊駒ケ岳演習場内で保護されました。大和君は「山の中を歩いてきた」と話しています。
(福田太郎アナウンサー報告)
大和君は小屋の中で3日朝に見つかりました。この場所は大和君が行方不明になっていた現場から南西方向に直線距離で約10キロ離れているということですから、もし道なりに歩いてきたとすると、かなりの距離があったのではないでしょうか。大和君はこの間、何をしていたかというと、水を飲んで過ごしていたと話しています。小屋の中には食料などはなく、外に水道が1つあるだけです。小屋は日頃、鍵が掛かっていますが、大和君は1つの扉だけ鍵が開いていたと話しているということです。この場所は自衛隊員が演習の時などに50人ほど寝泊まりできる場所ということです。中央にはストーブもありますが、電源が入っておらず、使えない状況だということです。雨のため、ミーティングをしようと入ってきた自衛隊員が立っていた大和君を発見しました。その時の姿は行方不明になった時と同じだったということです。大和君がどのように暖を取っていたのかというと、寝泊まりするためのマットレスがあり、2枚のマットレスの間に挟まるようにして寝泊まりしていました。自衛隊員がおにぎりを渡すと食べたということです。